2021年3月25日木曜日

大成功!春の彩りちらし寿司弁当

 こんにちは。

島キッチンの上野です。

先月実施した、島内の方への「週末お弁当キャンペーン」が好評だったので、島の外からのお客様が少しずつ増えてきた今月も、お弁当づくりを続けることにしました。今月からは、月2回のペースで島の方向けにお弁当づくりを行っています。


今日は3月のお弁当の日のお話です。

今月は島の方からのリクエストとひな祭りにちなんで、ちらし寿司を作りました。

内容はメインのちらし寿司、白身魚のフライ、わけぎのぬた和え、スイートスプリングのゼリー、高菜の浅漬け、人参のピクルスです。

今回なんと84食ものご注文をいただきました!

はりきって調理中!

ちらし寿司の具は豊島で採れた人参、椎茸、菜花などを使い、春らしく仕上げました。

お母さんたちの作業は手際よく、丁寧です。

フライに使った魚は、島の方から頂いたボラです。

嫌われ者のボラですが、この時期は寒ボラと言って、とても脂がのってお刺身にしても食べられるものです。

ふわっふわのボラのフライ。たくさん揚げました!

わけぎは今が旬の野菜です。

やわらかいわけぎはぬた和えに。

スイートスプリングは、砂糖を控えめにして素材の味を活かしたゼリーに仕上げました。

完成!

お弁当を食べた方からは、春らしい彩りで、お寿司も美味しかったと嬉しいお声を頂きました。

今後も島キッチンでは、島民の方々が喜ぶお弁当づくりを続けていきたいと思います。

2021年3月11日木曜日

今年の味噌仕込み 

こんにちは。

島キッチンの竹内です。

2月末、毎年恒例の冬仕込みとなった味噌作りを島のお母さんに手伝ってもらい仕込みました。通年ならば、樽2つ分の仕込みをするところですが、今年は量を減らして15kgのお米と5kgの大豆で1樽仕込みました。

昨年は害獣被害で不作だった豊島のお米も、今年はどこも豊作だった様子。なので今年の味噌は豊島のお米で仕込むことができました。


今年も道子さんの監督のもと仕込みました。

今年で何回目になったのかなぁ〜と思い出しながら、道子さんとお話しながら仕込みました。
初めて仕込んだのは2012年のこと。
最初は何もわからず、ただただお母さん達の言う通りにしていた味噌作り。
それから9年。もう自分達だけでも仕込めるようになったかなと思うのですが、まだ少し不安があるのと、お母さん達に昔の話を聞きながら仕込むのが楽しみにもなっています。

「ここ数年で、味噌を作るお家がだいぶ減ったなぁ〜。」と道子さん。
どことなく寂しそうな感じでした。
でも、今年は豊島で生活を始めた若い世代の人達が味噌作りを始めています。
道子さん達に教わった若い世代の人たちが、これから続けていくことで、豊島の味噌作りはまた受け継がれていく。
ネットでポチっとすれば、何でもすぐに手に入る時代のなか、こうした人から人へ受け継がれていく生活の営みが豊島にはあります。
これから大切に守り続けていきたいなと、改めて感じる今年の味噌作りでした。