2020年6月6日土曜日

棚田の農作業のお手伝に


こんにちは。
島キッチンの上野です。

3月から島キッチンの営業自粛は続いています。
6月も残念ながら臨時休業延長が決まりました。
皆さんにお会いできるのはもう少し先になりそうです。

さて、そんな中、私はこの機会にできることをと考え、5月は棚田に綿の種蒔きのお手伝いに行ってきました。
私は去年の2月、東京から豊島に引っ越してきました。東京では、田んぼや畑が近くになかったので、棚田で農作業をしたのは今回が初めてでした。

まずは、曽我さんの指導のもと、綿の種を蒔くための畝作りをしました。


農作業が初めての私は、農機具を使うのはもちろん初めて。
最初に平鍬(さきんが)とういう農具の使い方を教わりました。実際に使ってみると土を上手くすくえず、思うようにできませんでした。
近くで様子を見ていた曽我さんがアドバイスをしてくれ、少しずつコツを掴み平鍬を上手く使えるようになりました。

次に、種を等間隔に蒔くため、竹で作った道具を使い石や大きな土の塊を取り除き、窪みを作ります。出来た窪みに種を3粒ずつ置き、その上に土を軽く被せます。
清水から棚田へと造られた水路の水を汲み、種を置いた場所にたっぷりかけてあげます。
肥料を撒いて種蒔きのお手伝いは終わりです。



その後、棚田の麦畑で草抜きもしました。
収穫時に雑草が混ざってしまうと出荷出来なくなるため、一畝ずつ丁寧に草を抜きました。


途中、オケラを発見!図鑑やテレビなどでは見たことはありましたが、実物を見たのは初めてのことだったのでとても嬉しかったです。
この日種を蒔いた綿は、12月頃収穫するそうです。どのように大きくなっていくのか、今からとても楽しみです!

今回、棚田のお手伝いをさせてもらう中で、農機具の使い方や農業の大変さを知る事が出来ました。また、豊島には都会で見る事が少なくなった生き物達が沢山いて、自然が豊かな島だと、改めて肌で感じることができて本当に良かったです。