2023年12月22日金曜日

クリスマスケーキ作り。・。:

 こんにちは。島キッチンの斉木です。
だんだんと寒くなってきましたね。

今年の夏に来て半年。あっという間に時がたちます。
夏、秋たくさんの観光客の方で溢れかえってたのが、12月に入ってだんだんと落ち着いてきました。

いらっしゃいませ 1名様ですか?


今年、最後の島内の方への弁当販売日は、
クリスマスも近いということで今回はクリスマスケーキにしました。

おいしそうな苺!

豊島の多田さんが作った苺と香川県産の苺を使いました。



キッチンのお母さんにも手伝ってもらい...

 

旅の途中


完成!Merry Xmas!

 


今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

来年は1月6日(土)からの営業とさせて頂きます。

2023年12月1日金曜日

豊島の冬の野菜たち

こんにちは。時々島キッチンにいる、こえびの笹川です。

最近は一気に寒さも増し、寒い日が続いています。


以前島キッチンで働いていたお母さんの畑
冬野菜がたくさんありました!


島キッチンで提供する野菜も、秋野菜から冬野菜にそろそろ変わっていく頃。島キッチンで働くお母さんに、今育てている冬の野菜について聞きました。


大根の漬物の準備中(2020年)



私「今、育てている冬野菜はどんなものがありますか?」

お母さん「大根、カブ、白菜、ネギ、水菜、里芋…。根野菜やったらそんなもんかな。」

私「たくさんの冬野菜を育てていますが、今年は天候が暖かくて大変だったと思います」

お母さん「そうですね、大根の芯に虫がついて、葉っぱが大きくならなくって、成長が遅くて・・・やっと今冬らしくなって大根も大きくなりだしたって感じで。例年よりは、うまくできていない感じですね。」

私「大根はいつもどんな風に食べていますか?」

お母さん「大根は、たくわんにして余った分を割り干し大根にして保存しています。」

私「冬野菜、できあがってくるの楽しみですね!」

お母さん「そうです。冬の野菜たちが育ち、これからどんなふうにして食べようか、そんなふうに考えるのが楽しみ。」




島キッチンでも、お母さんたちから教わりながら、大根を割り干し大根にしたり、漬物にしたりして、保存食にしています。
これから、島キッチンの軒先にも割り干し大根が並ぶ予定です。

島のお母さんたちが丁寧に育てた冬野菜を使った島キッチンの料理、みなさんにも味わっていただきたいです。

島キッチンは、12月から月曜日がお休みになり、土日祝日のみの営業となります。

2023年11月1日水曜日

実りの秋と収穫祭 ♪

 こんにちは。

もう10年以上も豊島に通っているのに、まだまだ見たことのないもの、知らないものがいっぱいの斉藤です。最近は、次から次へと現れる豊島の秋の出会いに驚く毎日でした。

稲刈り前の甲生地区


10月中旬に初めて、豊島レモンの畑を見学させていただきました。月末からはグリーンレモンの収穫で忙しくなるので、その前にとお邪魔しました。

グリーンレモンがいっぱい!わかりますか?

今回見学したのは、唐櫃の山道を奥の奥まで進んだ山の中ですが、レモン畑は島内各所に点在しており、栽培しているレモンの木は1,000本近くにもなるそうです。
たくさんのレモンを無農薬にこだわり、丁寧に栽培されていました。レモンの樹は、枝を見れば根の状態がわかるのだそうです。
そのため通常なら収穫しやすいようにと選定されてしまうような枝も敢えて残して、樹の勢いを削がない栽培方法なのだとか。
愛情をかけて育てている様子がひしひしと伝わってきます。

収穫間近のグリーンレモン。

同じころ、島キッチンの近くの野菜生産者さんの家の周りには、刈り取られた金ゴマがずらりと並んでいました。

収穫されたばかりの金ゴマ

10年ほど前、島キッチン新聞の配達で島内を1件ずつ回り始めた当初は、あちこちの家の前に収穫したゴマの束が並んでいましたが、最近はほとんど見られなくなりました。庭先で作業をしていたお母さんに話を聞いてみると、ゴマは収穫後、サヤから叩いて実を取り、洗ってゴミや汚れを取り除き、乾燥させるまですべて手作業で、ひと月ほどはかかるそう。
こちらもまた、一粒一粒が貴重に思える大変な作業です!

サヤから取り出された金ゴマ!

でも、その味は格別!ゴマを炒る香ばしい匂いだけでもごちそうです。
軒先に並ぶゴマも、いつまでも残ってほしい島の風景のひとつです。

その他、栗やクルミもいっぱい!

おいしそうな栗!

秋は、実りの季節。収穫の季節は、秋祭りの季節です。
秋祭りは古来から収穫を感謝して開催される神事です。豊島の各集落でも毎年開催されています。

島キッチンがある唐櫃の八幡さまでも今年も神事が執り行われました。
今年は太鼓を叩く子どもや担ぎ手が足りないということで、太鼓台は出ませんでしたが、神事の後、島キッチンでも無病息災や家内安全を願って配られる、紅白のお米を頂きました。

島キッチンでは、この紅白米を日ごろの感謝をこめて新米と一緒に炊いて、お客様に召しあがっていただきました。

そして、収穫と言えば、忘れてはいけないのが、10月28日(土)に開催された「豊島棚田の収穫祭」!

見晴らしのいい棚田での収穫体験の様子

収穫祭は、米の収穫体験や、収穫を終えた棚田でのマーケット、棚田のステージで開催される島のお誕生会やレインボードラムチームの演奏などのお楽しみが盛りだくさんです。

風船で飾られた棚田のステージ!

島のお誕生会の様子はこえび隊のブログでお知らせしています。併せてご覧ください。
(こえび隊▶【豊 島】10/28(土)棚田の収穫祭&お誕生会がありました!

収穫祭には島キッチンも、もちろん参加!
「かきまぜ」を作って、棚田のマーケットで、こえびさんたちに販売をしてもらいました。


かきまぜは、エビやイカ、ゴボウ、ニンジン、干しシイタケなど様々な具材を煮込んで、炊き立てのご飯に混ぜて作る豊島の郷土料理です。


棚田のマーケットは、朝9:30からのオープン。

サイキさんや厨房のお母さんたちは早朝から準備にかかり、こえびさんにもパック詰めを手伝ってもらって、つくったかきまぜは100食!

前日の仕込み、当日早朝からの調理と、とても大変そうでしたが、無事に時間に間に合いました!味付けもばっちり決まっていました。さすがです!!

かきまぜ完成!厨房内で笑みがこぼれます。

かきまぜを食べた、たくさんの方から、「おいしかったよ!」と声をかけていただけたのも、収穫祭の楽しい思い出になりました。

キッチンのテラスでも柿を収穫!

実りの秋はまだまだ続きます。

みなさんもぜひ豊島の秋を味わいに、島キッチンにお越しください!









2023年10月17日火曜日

フルーツパフェができるまで。・。:

 こんにちは。ここ数か月間、月の半分近くを豊島で過ごしていた斉藤です。

パフェの注文を受けてから柿の実を採るサイキさん。

豊島にはおいしい野菜はもちろんですが、おいしい果物もたくさんあります。

これまでは、ジャムやシロップなどに加工した果物を使って、季節のドリンクやパウンドケーキを作ることが多かったのですが、最近、季節のデザートに加わったのが、先日のブログでもご紹介したフルーツパフェです!

その名も「豊島のフルーツだけを使った秋パフェ」

パフェに加わる果物はその時々で変りますが、今の時期は、いちじくやちょうど島キッチンのテラスで色づき始めた柿の実。そしてパッションフルーツなど。

豊島産パッションフルーツ!

パッションフルーツは最近新たに登場した豊島産の果物です。生産者のフジサキさんはもともとイチゴ農家ですが、娘さんが帰省の際に持ち帰ったパッションフルーツの種をイチゴハウスで育て始めたところ、大きく育って、たくさんの実をつけるようになったのだそうです。

夏からずっと、これを何とか、島キッチンのメニューにも取り入れてもらえたらなぁ…と思っていたので、こんな素敵なパフェにしてもらえて、とても嬉しいです!


金柑!豊島の畑で成長中

先日、豊島の野菜生産者さんの畑を見学させていただいたら、みかんや金柑、ポンカンなど様々な柑橘が育っているところでした。

フルーツパフェも少しずつ変化させながら続いていきそうな予感がしてワクワクしています♪

お食事の後にも食べきれるサイズです。メニューに登場していたら、ぜひお試しくださいね☆

豊島の畑を見学するサイキさん


2023年10月4日水曜日

島キッチンに吹き込む新たな風!

こんにちは。朝晩だいぶ涼しくなってきましたね。 テラスの柿が少しずつ色づいてきました。


最近まで、もしかして、もう夏は終わらないのでは?と思うような日々が続きましたが、島キッチンはその間に、調理担当の新メンバーを迎えていました。

新しい季節のスタートです!




はじめまして!千葉県出身の斉木です。

豊島の食材はとてもおいしいです。その食材を活かして料理できればいいなと思っています。まだまだ知らない、いろいろな豊島をみなさん教えてください!

どうぞよろしくお願いします。


*****


斉木さんは8月に来島し、島での生活体験をしながら島キッチンの手伝いをしてくれていました。9月から正式に島キッチンスタッフとして厨房に立っています。


写真は、営業前の仕込み日に撮影したものです。
少し時間に余裕があった日に、お得意のピザを作ってくれたので、お母さんたちとまかないでいただきました♪

生地から手づくりの本格ピザ!おいしかったー。


お店でお召し上がりいただくお料理は、これまでと同様に島キッチンのオリジナルレシピが中心ですが、最近、斉木さんの提案で「幽庵焼き」が島キッチンセットのメイン料理として登場しました。
真鯛を酒や醤油、柑橘の果汁などを混ぜたものに漬け込んで焼いたこのお料理は、島キッチンのお母さんたちからもおいしいと大好評!
厨房に新しい風が吹いているようです。

ある日の島キッチンセット「真鯛の幽庵焼き」


デザートも、クリームブリュレやフルーツパフェなど、新メニューが週替わりで登場していますよ。

豊島のフルーツだけで作った秋パフェ!



これからもみんなで協力して、島キッチンらしいメニューを増やしていきたいと思います。

みなさんも、楽しみにしてお越しくださいね。
これからの島キッチンもどうぞよろしくお願いします!







2023年9月29日金曜日

今年のトマトを使った島キッチン特製「豊島のとまとドレッシング」完成!

 

豊島のトマトを丸ごと使った「とまとドレッシング」が完成しました!
太陽を浴びて真っ赤になった大玉のトマトを丸ごと使い、ジュースにしたものをドレッシングにしています。
トマトの酸味と甘みが凝縮したドレッシングは、野菜だけでなく、お魚やお肉料理にもぴったりです。

色鮮やかな赤が食卓を彩ります。ぜひお試しください。


▼「豊島のとまとドレッシング」はこえびマーケットにて購入できます。

豊島のとまとドレッシング ¥864(税込)
【原材料】トマトジュース(国内製造)、食用植物油脂(大豆を含む)、玉ねぎ、米酢、食塩【内容量】195ml
【賞味期限】 2024年9月26日

*なくなり次第終了です。

2023年9月18日月曜日

いちじくを巡る攻防戦!

 こんにちは。最近、島キッチンで島の野菜の調達を担当している斉藤です。

島キッチン特製いちじくのコンポートソーダ

今回は、8月の終わりから収穫を始めたいちじくのお話です。

いちじくが採れたら、今年もコンポートソーダにしよう!と張り切って毎日のように成長を見守ってきました。ところが、いちじくを狙っていたのは、私たちだけではありませんでした!

毎年、いちじくの収穫の季節に悩まされるのが、大きな蜂です。蜂の狙いも、いちじくの甘い蜜。収穫の手を伸ばすたびに、ブーンと大きな音を立てて威嚇されるので、なかなか木の内側の実を採ることが出来ません。

さらに今年は、8月の収穫当初から、実が色づいてやわらかくなってきたなぁ。。と思うと、あっという間に大きな嘴でえぐられたような傷がついてしまうものが多いのです。いちじくの木の周りで見かける一羽のカラスが、犯人に違いありません。

収穫したいちじくを白ワインで煮てコンポートを作ります。

こうなったら、負けてはいられません!誰が最初にいちじくの実を取るか競争です!

島キッチンに通うたび、毎朝のようにいちじくの木をチェックして、実が開きかけたものを見つけたらすかさず収穫。完熟前の少し早いものでも、甘みは十分です。

とろんとおいしそうなコンポートの完成!

こうした、ささやかな攻防戦を繰り返しながら、勝ち取ったいちじくで作られているのが、島キッチン特製いちじくのコンポートソーダなのです。

残念ながら、今年は雨が少なかったせいか、9月半ばからは、いちじくの実がなかなか育たなくなり、コンポートソーダをつくるだけのまとまった量の収穫が難しくなってきています。
いつもなら10月まで大活躍のいちじくなので、蜂もカラスも、きっと私たちと同じように残念がっているのではないかと思うと、なんだか親近感が湧くような。。

島キッチンテラスの中央にあるのは大きな柿の木!

いやいや、次は柿を巡る攻防戦!まだまだ油断はできません。

みなさんも、そろそろ突然頭上から落ちてくる柿の実(柿爆弾)にお気を付けください。

2023年8月30日水曜日

島キッチンこの夏の救世主!


こんにちは。
暑い暑い8月も、もう終わりですね。

月末からいちじくの収穫が始まっています。


8月は、東京・丸ノ内ホテル 山口シェフの紹介で、東京のフランス料理店で腕を振るうシェフの原 隆之さんが駆けつけて、島キッチンを支えてくださいました。
原さんが豊島に滞在してくれたのは、お盆の8月10日から月末までの約3週間。

写真左奥に立つのが原さん

そして、原さん到着の少し前から、夏休み中の坂出第一高校の料理研究部のみんなが、毎日2人ずつ、交代で島キッチンを手伝いに来てくれていました。

営業中の料理や盛りつけを担当してもらいました!

仕込み時は大量の玉ねぎドレッシングやお魚調理も。

さらに、島キッチンの活動に関心を持ってくださる新たなシェフも来島し、島暮らしを体験しながら営業を手伝ってくれています。

ということで、調理担当スタッフの卒業後、大混乱が見込まれていた島キッチンですが、期せずして、なんとも賑やかで楽しい夏を過ごすことができました。

久しぶりにお母さんの手づくり心太も復活!
原さんが、季節のデザートや、冷製クリームスープにアレンジしてくれて、たくさんのお客様に喜んでいただきました。

お母さんの心太づくりは手慣れたもの


黒蜜&きなこ、レモンアイスをのせ、おしゃれになった心太

仕込み時には、原さんによるお魚教室も開催!
お母さんだけでなく、坂出一高のみんなにとっても、目からウロコの技の数々を伝授していただきました!

原さんの魚さばきを見つめる真剣な眼差し

原さんには、東京とは異なる環境で不便も多かったと思いますが、楽しく島キッチンを盛り上げていただきました。
お料理をよりおいしく、効率的に提供する方法もたくさん教えていただきました。
毎朝の島キッチンのテラスのイチジクの収穫もありがとうございます!
最後には、採れてのイチジクでおいしいケーキも焼いていただき、感激です。

とってもおいしそうです!!

こうしてたくさんの人が関わってくださることで、島キッチンのストーリーにまた新しいページが加わり、夏を無事に乗り越えることができました。
原さん、坂出第一高校のみなさん、本当にありがとうございます!

また島キッチンに来ていただけると嬉しいです。


まだまだ、暑い日が続いていますが、早いところではもうお米の収穫が始まっています。

最初に収穫を迎えたお米は「あきさかり」

実りの秋はすぐそこ。そろそろシルバーウィークの準備もしなくては!


おまけ:かき氷みたい!ある日の島野菜のサラダ。