こんにちは。最近、島キッチンで島の野菜の調達を担当している斉藤です。
島キッチン特製いちじくのコンポートソーダ |
今回は、8月の終わりから収穫を始めたいちじくのお話です。
いちじくが採れたら、今年もコンポートソーダにしよう!と張り切って毎日のように成長を見守ってきました。ところが、いちじくを狙っていたのは、私たちだけではありませんでした!
毎年、いちじくの収穫の季節に悩まされるのが、大きな蜂です。蜂の狙いも、いちじくの甘い蜜。収穫の手を伸ばすたびに、ブーンと大きな音を立てて威嚇されるので、なかなか木の内側の実を採ることが出来ません。
さらに今年は、8月の収穫当初から、実が色づいてやわらかくなってきたなぁ。。と思うと、あっという間に大きな嘴でえぐられたような傷がついてしまうものが多いのです。いちじくの木の周りで見かける一羽のカラスが、犯人に違いありません。
収穫したいちじくを白ワインで煮てコンポートを作ります。 |
こうなったら、負けてはいられません!誰が最初にいちじくの実を取るか競争です!
島キッチンに通うたび、毎朝のようにいちじくの木をチェックして、実が開きかけたものを見つけたらすかさず収穫。完熟前の少し早いものでも、甘みは十分です。
とろんとおいしそうなコンポートの完成! |
こうした、ささやかな攻防戦を繰り返しながら、勝ち取ったいちじくで作られているのが、島キッチン特製いちじくのコンポートソーダなのです。
残念ながら、今年は雨が少なかったせいか、9月半ばからは、いちじくの実がなかなか育たなくなり、コンポートソーダをつくるだけのまとまった量の収穫が難しくなってきています。
いつもなら10月まで大活躍のいちじくなので、蜂もカラスも、きっと私たちと同じように残念がっているのではないかと思うと、なんだか親近感が湧くような。。
島キッチンテラスの中央にあるのは大きな柿の木! |
いやいや、次は柿を巡る攻防戦!まだまだ油断はできません。
みなさんも、そろそろ突然頭上から落ちてくる柿の実(柿爆弾)にお気を付けください。