2021年3月11日木曜日

今年の味噌仕込み 

こんにちは。

島キッチンの竹内です。

2月末、毎年恒例の冬仕込みとなった味噌作りを島のお母さんに手伝ってもらい仕込みました。通年ならば、樽2つ分の仕込みをするところですが、今年は量を減らして15kgのお米と5kgの大豆で1樽仕込みました。

昨年は害獣被害で不作だった豊島のお米も、今年はどこも豊作だった様子。なので今年の味噌は豊島のお米で仕込むことができました。


今年も道子さんの監督のもと仕込みました。

今年で何回目になったのかなぁ〜と思い出しながら、道子さんとお話しながら仕込みました。
初めて仕込んだのは2012年のこと。
最初は何もわからず、ただただお母さん達の言う通りにしていた味噌作り。
それから9年。もう自分達だけでも仕込めるようになったかなと思うのですが、まだ少し不安があるのと、お母さん達に昔の話を聞きながら仕込むのが楽しみにもなっています。

「ここ数年で、味噌を作るお家がだいぶ減ったなぁ〜。」と道子さん。
どことなく寂しそうな感じでした。
でも、今年は豊島で生活を始めた若い世代の人達が味噌作りを始めています。
道子さん達に教わった若い世代の人たちが、これから続けていくことで、豊島の味噌作りはまた受け継がれていく。
ネットでポチっとすれば、何でもすぐに手に入る時代のなか、こうした人から人へ受け継がれていく生活の営みが豊島にはあります。
これから大切に守り続けていきたいなと、改めて感じる今年の味噌作りでした。