2011年11月10日木曜日

郷土料理体験ツアー

こんばんは。
島キッチンの藤崎です。

昨日からとても寒くなったきました。
干し柿をする時期になってきたようです(笑)



さてさて、先日お伝えしていました「郷土料理体験ツアー」が今日、島キッチ
ンにて行われました。
参加してくださったのは、香川県の30代〜60代の女性20名の方。
募集人数20名に対して、約2倍以上の応募があったそうです。
予想以上の応募に驚きましたが、県民の方が興味を示して下さり、たくさんの
応募があったということは嬉しいです。
今日は島キッチンで好評の「かきまぜ」も料理教室のメニューの1つに。
となると、この方は欠かせません。
久しぶりに登場です。道子おばちゃん!
「久しぶりやから、1から教えてもらわなくっちゃ(^^)」と言いながら
「かきまぜ」に関しては、ぱっぱっと材料を切って、味付けをしていきます。

教室の前に、豊島の豊かな食材を知ってもらうために、豊島にある施設「みく
に園」で作られている「レモンマーマレード」と「レモンケーキ」の紹介がさ
れました。
「みくに園」の職員さんた、使われているレモンの生産者である岡本さんに来
ていただき、皆さんに現物を食べてもらいながらの説明です。




















この「レモンケーキ」。
施設内のパン工房で1つ1つ手作
りしているそうです!
私も後で頂いたのですが、さっぱ
りとしたレモンクリームが美味し
く、いつもの如くペロリと食べて
しまいました(笑)







参加された方も、今日は特別に販売していただいたので、お土産にと「マーマ
レード」を沢山買われていました。


さてさて、料理教室の始まりです。
お魚の捌き方や人参を使った料理(フランとガトーキャロット)。そして、郷
土料理「かきまぜ」と「呉汁」です。




エプロン持参してもらっていたの
ですが、皆さん早々とエプロンを
着て早くもカウンターの周りに集
まります。

これは、魚の捌き方を教わってい
るところ。皆さん、なかなか自宅
では魚を丸々捌くことがないよう
で、山ちゃんの説明えをしっかり
と聞いてメモしていました。






















参加された方は「今日は大きい収
穫だわ。お魚屋さんで教わった捌
き方とは違うわ。」と嬉しそうに
話してくれました。山ちゃん、み
なさんが家庭でも簡単に捌ける方
法を教えてくれていました。









コバちゃんが教えているのは「人参のプリン仕立て」。
こちらも、皆さんコバちゃんの説明を熱心に聞いています。




気になる所は、しっかり質問して
います。テレビのテレビショッピ
ングなどでよく聞く、奥様方の
「わぁ〜!!」とか「へぇ〜!!」
という声が、あっちでもこっちで
も聞こえてきました(^^)






















プロの教室の後は、島キッチンのお母さん達による教室です。


呉汁を作る光子おばちゃん。
お料理を作り慣れてはいますが、
人に教えるということは慣れてい
ないお2人。
ちょっと緊張気味でした。
香川県の中でも、「呉汁」や「かきまぜ」を知らない方ばかりで、初めて食べ
るという声がほとんどでした。この2つのお料理は豊島でも、最近は食べるこ
とが少なくなってきている様です。私自身も、小学校の給食として出たときに
しか食べることがなかったです。
こうした、郷土料理・伝統の味というものを知っている人が少なくなってきて
いる現状ですが、こうした料理教室などを通して郷土料理・伝統の味を広めて
いくことは大切だと思います。
シェフから教わっているお料理もそうですが、お母さん達から島の味・家の味
をしっかりと覚えていけるようにしたいですね。

出来上がりの「かきまぜ」美味しそう♪


これは、香川の「宗家後藤盆」の後藤塗り漆器を使わせていただいての盛付
け。器が違うと、ホントにお料理の印象も変わります。
とても綺麗な色の漆器で、鏡の様に自分の顔が映るほど艶やかな表面。
山ちゃんは以前から後藤塗りの漆器をホテルの方でも使用していて、今回だ
けでなく、先日行われた「ぐるなび」の時にも使用させていただきました。
実は今回の料理教室に後藤さんも応募されていたようで、見事抽選に当たり
参加して下さっていたのでびっくりです。
作った後は、皆さんに食べていただきました。
シェフの作ったお洒落な人参のフランやガトーキャロットが添えてある魚料理に、
お母さん達が作ったかきまぜに呉汁。美味しそう。

シェフの味に、お母さんの味。
皆さんに感想をお聞きしたい所ではありましたが、時間もなく、少しお話伺っ
ただけですが、「この呉汁の食感は初めてです。これは大豆だから体にもいい
ですね!」とのお声を頂きました。
これは、これから寒くなる時期にはピッタリのメニューかもしれません。
島キッチンセットのスープとしてご提供できる様にしたいですね。

3時間弱の料理教室でしたが、参加して下さった方々には満足していただけた
ようでシェフもお母さん達もホッと一安心。
お客様と、このような形での交流は初めてでしたが、とても新鮮で今後も行っ
ていけると、また1つ繋がりができて楽しくなりそうです。


長々となりましたが、「郷土料理体験ツアー」の報告でした。

それでは、また。