2011年9月28日水曜日

荒神さん。



こんばんは。
島キッチンの藤崎です。
今日は島キッチンを離れて、近くにあるの清水のお祭りをご紹介します。


9月28日、島キッチンからほど近い、清水(荒神社)のお祭りが行われました。
小さい頃から清水にはお世話になってきましたが、荒神さんに参加するのは初
めて。


まずは、清水の掃除から始まります。
朝8時から、近所の方々が集まって、木の枝の剪定や草抜き、落葉を集めたり
して清水を綺麗にしていきます。



青木野枝さんの「空の粒子」にも、クモの巣がたくさん・・・
「野枝さぁ〜ん。クモの巣は置いておいた方がいいの?!」と唐櫃の
お母さん。
「い〜えぇ。いいですよぉ〜。」と返す青木さん。
そんな、やりとりを横で聞きながら、せっせと掃除。
1時間半くらい掃除をしたら、皆でジュースで一休み。
今日も清水はたくさんのお水で田畑を潤してくれています。
昔、私が小さかったころ、母に連れられて洗濯しにきたり、我が家は井戸水
なので水不足になると、この清水に父と牛乳の輸送缶に水汲みに来たり。
本当に清水にはお世話になっていました。
この清水は我が家だけでなく、唐櫃の人たちにとっても大事な場所なのです。
「昔はねぇ、毎日のようにここに来てねぇ〜」と、曽我さんや美山さんが
話をしているのを聞きながら、これからも、絶えることなくこの唐櫃の田畑
を潤してほしいなぁ。そして、私が母くらいの年齢になった時に、同じよう
に「昔からここはねぇ・・・」って話したいなと思いました。


掃除が終わると、神主さんによる神事が始まりました。
神主さんは小豆島から来て下さっています。

皆で感謝し、これからも檀山からの水が絶えることなく田畑を潤してくれる
ことを願います。
こうした荒神さんや、地鎮祭などの祭事。
たくさん行われていますが、唐櫃も高齢化が進み、若者が少ない今。継続し
ていくのが難しくなってきているのが現状です。


この風景も、これまで行われきた祭事も、これからもずっと守り続けていけ
るよう、私も少しでも協力していきたいと思います。

今月10月は秋祭りの月です。
15日は甲生、18日は家浦、21日は唐櫃のお祭りです。
もしこの期間来られる方は、島の秋祭りを体験してはいかがでしょうか?!


それでは、また。