こんばんは。店長です。
昨日の唐櫃漬け、豊島汁に引き続き、今日は前菜のお話。
今回の滞在が明日で最後になる丸ノ内ホテルのコバちゃん(小林シェフ)、
何やらラップで黄色い細長いキャンディーのようなものを作っています。
よ~く見るとこれ、サツマイモをレモンで煮たものを筒状にしているようです。
最近入るようになってきたサツマイモをどう調理しようかと相談したところ、
お母さん方の家でサツマイモのオレンジ煮をよくするようです。
そこから、シェフとお母さんが相談して「やってみよう!」となったのが、
これまた沢山入ってきた豊島産のレモンを使ったサツマイモのレモン煮!
できあがったのを試食させてもらいましたが、甘さもさっぱりしていて美味しいです!
味だけで、島キッチンオリジナルの素敵な一品ができたのではと密かに喜んでいたら、
ここで完成では無いようです。
写真のように成型して、冷やしてカットして盛りつけるようです。
東京のレストランでは使い慣れたり、便利な調理器具もあるのでしょうが、
島に無ければ、あるものを工夫して調理する。
しかも、それを苦と思わずに、楽しそうにするシェフ。
(僭越ながら…)さすがプロだな~と感じる瞬間です。
いつの間にかずいぶん沢山できたようです!!
そしてコバちゃん、サツマイモのレモン煮だけじゃなくて、
豊島レモンのジュレとトマトを合わせた別の前菜にも挑戦中…。
これまた見た目に涼しくて、さわやか!
コバちゃんは丸ノ内ホテル直営のレストラン(東京ジョンブル)のランチバイキングで
毎日、陶器の壺を使った限定20食のメニューを作っているそうです。
バイキングの他のメニューと素材があまりかぶらないように、
日替わりでアイディアを出すので、時には大変だと思いますが、
今まで出来た壺メニューは何と300種類以上!!
そういった経緯もあり、島キッチンで「『つぼ』というニックネームはどうか?」
何て話もあったようですよ~(笑)
店長という肩書があっても、私はクールなコバちゃんに
「つぼ」何て呼び方、とてもじゃないけどできなかったと思うので、
「コバちゃん」で良かったとひと安心…。
でも、壺メニューは1度食べてみたいです。
話は戻って、明日からのサツマイモの前菜、
どんな形で出てくるか、お客様がどんな反応するかが楽しみです。
では、今日はこのへんで~。