2020年11月14日土曜日

今年の新米はいかがでしょう!

こんにちは。
島キッチンの竹内です。

11月も半ばになり、豊島もだいぶ朝夕と寒さが増してきました。
今日は朝から秋晴れ。
雲ひとつない青空が広がっています♪

今日は島キッチンで提供しているご飯について。

豊島は瀬戸内の島々の中でも珍しく水が豊富ということもあり、代々稲作を続けてきています。
島キッチンがある集落、唐櫃集落の近くには約300枚も棚田が広がっています。そこからの瀬戸内海の眺めは、四季によってさまざまに変化し、とても素敵な風景です。

10月始め。
豊島では稲刈りの時期を迎えました。
唐櫃の棚田をはじめ、家浦、甲生の集落でも稲刈りをする島の方を見かけました。
甲生から男木島を眺める

今、島キッチンで提供しているお米は、甲生で稲作をされている藤崎さん(私の叔父です)に提供してもらっています。

ここ数年、豊島の稲作事情はとても深刻化しています。

というのも、やはり過疎高齢化が進んでいるため、田んぼを手放す方も多く、耕作されなくなっている田んぼが増え、竹や草木が茂って荒れてしまっている田んぼも少なくありません。

さらに、イノシシやヌートリアといった害獣の被害が深刻で、電柵やワイヤーメッシュ柵などの対策をしていても、全く被害がないということにはならないようです。

「イノシシがなぁ…作っても被害にあうからなぁ」と年々辞められる方もいらっしゃいます。

そんな中でも、「米だけは!」と毎日朝晩の見回りなど、対策に対策を重ねながら、島の方々は大事に大事に稲を育てあげて、今年も収穫することができたようです。
私の実家もイノシシ対策をしっかりしたおかげもあって、昨年全くだったお米をたくさん収穫することができたようです。

稲を育てるというのは本当に時間と労力が必要です。
田んぼの土作り、畔塗り、入水、代かき。それと同時に苗作りもあり、稲を育てるにはほぼ1年かかります。それにさらに害獣対策をしながらとなると、体力も気力も必要となります。
イノシシに負けじと、島の方が1年かけて大事に丹精込めて育ててくれた豊島のお米。
ぜひ、島キッチンで皆さんに味わっていただきたいです。

さて、島キッチンも最近Instagramを始めました!
まだ始めてなかったの?と言われそうですが(笑)
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